COLUMN ビジネスシンカー

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2018.09

チャンスを活かす!ピンチを切り抜ける! 大人が知っておきたい「ビジネスの法則」

⑨「マーフィーの法則」

きれいなネクタイほどスープを惹きつける

 マーフィーの法則は、もしかしたらビジネスの現場以外でもよく耳にしているかもしれません。「それってマーフィーじゃない?」といった会話は、女子高生の間でも使われているようだ。

 マーフィーの法則は、米国の空軍大尉だったエドワード・マーフィーによって生み出された言葉だ。パレートやメラビアンのように専門家が事例を細かく分析検証したものではないが、「クスッ」と笑えるようなシニカルなものが多く、人間の深層心理や運命について核心をついた人生の格言として広く知れ渡っている。

 たとえばこんな具合だ。

「きれいなネクタイほどスープを惹きつける」
「自分のパスポートの写真ほど醜いものはない」
「スポーツ観戦の時は、自分が中座している時に限って得点が入るものだ」
「素敵だと思った相手ほど、すでに誰かのものである」
「試験が終わると、その試験科目をようやく習得できるものである」
「歯痛はいつも土曜日の夜から始まる」
「時間通りに仕事を済ませれば、その時間通りに必ず間違いが見つかる」

 思わず「ウン、そうだそうだ」と膝を打ってしまいそうだが、空軍の大尉であり、技師でもあったマーフィーの視点はどこかペシミスティックで、「人間は不完全でどこか失敗がつきまとう。だから安心せずに慎重に歩め」と言ってるような気がしてくる。

 実際にマーフィーは「起こりうることは、必ず起きる」といった格言や、「人間は誰でも失敗を犯す」、「失敗には必ず原因がある」といった当たり前のことを、言い方を変えて言っている。

 大切なことは、人間は完璧ではなく、誰しもがミスを犯すものだということ。さらに重要なことは、そのミスや失敗をそのままにせず、原因を追究して克服することにあることだ。

 シニカルな表現の多いマーフィーの法則だが、人間の行動を慈愛に満ちた視点から見ていることが分かる。

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