現有資産を捉え直して、儲けのポイントを探る! 令和の時代に押さえておきたい儲かるビジネスモデルの研究
パッケージ化で足し算するビジネスモデル
引き算のモデルがあれば、足し算のモデルもある。
身近なところでは、飲食店で出されるセットメニューや定食などがある。単品だけを売るより、材料の仕入れや管理がしやすくなり、顧客単価のアップが期待できる。
前出した重機メーカーの消耗品やメンテナンスサービスの有償パッケージ化も足し算のビジネスモデルだ。こうしたパッケージ化、セット化のモデルは、いかに顧客側に「お得感」を持たせるかがカギを握ってくる。
したがって単品で買うより総額が割り引かれるのが足し算ビジネスモデルのセオリー。ただお得感、値頃感は個人差があるので、利用頻度の高いパッケージモデルを高めに設定するのか、めったに出ないないものを取り込んだ場合に高めに設定するのかは、顧客の感覚をつかみ判断していく必要がある。