COLUMN ビジネスシンカー

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2019.12

ビジネスの原点は優れたコンセプトづくりにあり! コンセプトづくりのツボを知る

優れたコンセプトはビジネスのスピードや精度、よりよい社内環境づくりにも貢献

さらにコンセプト化はモノや市場の創造だけでなく、ビジネスのスピードや精度、効率化、高収益化、よりよい社内環境をつくっていくためにも重要だ。

早稲田大学の遠藤功教授の提唱した「見える化」などは、あらゆる仕事の現場で使われている一つの優れたコンセプトだと言える。言葉は平易だが、誰もがそれがどういうことかを直観的に理解できる。これまで属人的、無意識に行われていたことを数字や図柄にしていくことで問題点や目標が見えてくるのだ。

ほかにも建築家隈研吾さんが主張する「負ける建築」なども優れたコンセプトだろう。これは、とかく主張が過ぎる建築家のデザイン志向を、主張しすぎない→負けるという言葉に置き換えて、考え方を打ち出したものだ。その言葉の意外性は大きな反響を呼び、隈研吾さんを世界の舞台に引き上げるきっかけの1つとなった。

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