COLUMN ビジネスシンカー

  • SHARE
  • LINE
2020.09

意外?当然?それは脳の癖です! 自分の脳の癖を知って
ビジネスに活かす!

脳は不安の汗の匂いと運動の汗の違いを「嗅ぎ分けて」いた!

脳は香りにも敏感だ。最近は「芳香剤入り」洗剤や柔軟剤がヒットしている。1度芳香剤入り洗剤や柔軟剤で洗った衣類を着ていると、1日中その香りが持続するようだ。

日本人はもともと香水などでも、あまり強い香りを好まない人種と言われてきたが、民族的な突然変異が起こって、強い香り好きに変わったのだろうか。それとも香りに対する耐性ができたのだろうか。

というのも、もともと人間の脳は明らかな匂いの違いでなくても、キャッチしているからだ。

ドイツ、デュッセルドルフ大学のバウゼ博士らはこんな実験をした。

学位取得を控えた大学生49人を集め、試験前の「不安の汗」とスポーツジムで流した「運動の汗」を採取し、別の学生に、不安の汗か運動の汗かを匂いで判別してもらったのだ。結果は51%が判別できたとのこと。ほぼ5分5分。原因別の汗の判別は難しいという結果となった。ただまったく難しいかというとそうでもなさそうなのだ。

バウゼ博士らによると脳画像で観る限りは、2つの汗について違う反応をしていたのだ。不安の汗のほうが、脳の「島皮質」という部位を反応させていた。島皮質は不安や苦痛に関する脳領域。つまり匂いそのものの自覚はないものの、不安の汗は、周囲の人に同情心を与えたり、SOSを発信している可能性があるのだ。

第六感という言葉があるが、本人が匂いや痛みなどの明らかな感覚に至らずとも、人間は脳だけでいろんなシグナルをキャッチしている可能性があると言える。

  • LINE