COLUMN ビジネスシンカー

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2021.07

先の見えない時代だからこそ必要?! 何故、優良企業は
「企業神社」を祀っているのか?

パナソニックには
専門の社内祭祀担当がいる

数ある企業神社のなかでも信仰心の"篤い"企業と呼べるのがパナソニックかもしれない。同社には、なんと正社員の祭祀担当者がいる。その業務はパナソニック企業神社を管理することである。

大阪府門真市にある本社には、創業者の松下幸之助の家神である白龍大明神を祀った祠があり、社員である祭祀担当者が毎日袈裟姿でお香を焚く。同じ社は全国約100の事業所にも分祀されており、すべての社で幹部社員列席のもと月例祭を営んでいる。

パナソニックの祭祀担当者は、現在5代目で、祭祀担当者の打診を受けてから、真言宗醍醐派の総本山で1年間修行を修めている。宿坊に泊まって修業の一部を体験するというものではなく、新聞やテレビを観ることもできず、携帯電話もつながらず、家族との交信もできない状況で修行する本格的なもの。

松下幸之助という経営の"神様"がつくった会社だから、こうした祭祀に篤いのでは決してなく、とかく理と利に走りがちな経営を諌め、会社、組織運営の難しさ奥深さを共有する機会となっていることは確かなようだ。

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