COLUMN ビジネスシンカー

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2021.12

ビズシンカーインタビュー
「明日をつくる人」インタビュー
使用済みの紙をオフィスで再生紙に
世界初、セイコーエプソン
「PaperLab(ペーパーラボ)」は
“紙の未来”と“社会の未来”をどう変えるのか

BIZ●いま社会のなかにSDGsが浸透し、またデジタル化やAI化によってDXが進んでいます。日本の社会構造やものづくりがさまざまな意味で岐路に立っていると感じていますが、サスティナブルな製品をつくり続けるセイコーエプソンさんが目指していく世界はどういったものになるのでしょうか。

岡村●2025年に向けた長期ビジョン「Epson 25 Renewed」を掲げました。私たちが培ってきた「省・小・精の技術」とデジタル技術で、「持続可能でこころ豊かな社会を共創する」ことをテーマに、バーチャルと現実をつなぐ製品やサービスを提供していくことを目指しています。そのなかでも「脱炭素」と「資源循環」という環境と、「人・モノ・情報」をつなげるデジタルプラットフォームの構築によるDX化がその鍵を握っています。ペーパーラボはその環境性とDXが融合した「未来を変える」製品だと捉えています。私たちは決して商品やサービスの売上を伸ばすことを最優先にはしません。私たちが提供する価値に共鳴いただいた方々とサスティナブルで心豊かな社会を一緒につくっていきたいと考えています。

まずは2021年度の下期に向け、ペーパーラボでカーボンニュートラルに貢献できるよう、その環境性能を引き上げていきたいと考えています。

BIZ●ありがとうございました。これからも私たちの未来を豊かに変える、ワクワクする製品の開発を期待しています。

(文中敬称略)

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