COLUMN ビジネスシンカー

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2022.08

【Basic Selection】
読めばきっと何かが変わる。
今だからこそ読んでおきたい
古典・名著 1

 一般に名経営者と呼ばれる人たちは、おしなべて読書家だ。しかも古典や名著と呼ばれる本などを、何度も繰り返し読みながら経営の奥義や人生の奥義を学び、日々の事業活動に活かしている。
 たとえばユニクロブランドで知られるファーストリテイリングCEOの柳井正さん。柳井さんは、ユニクロがまだユニクロの名前もない衣料品店の若店主だった頃から「ひょっとしたら1兆円企業になるかもしれない」と信じ、現場で経営を体験しながら、膨大な読書量でその夢を実現してきた。
 経営に関わる本を中心に読んだようだが、その読み方は独特で、本田宗一郎や松下幸之助、マクドナルド創業者のレイ・ロックなど、すでに功成り名遂げていた当時の経営者の著した本や伝記などを「書いた人と対話するように」読んだという。
 メンター(優れた指導者、よき助言者)という言葉があるが、柳井さんにとっては、本の書き手が自分のメンターなのかもしれない。あなたにとってよきメンターとなる古典や名著はあるだろうか。

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