COLUMN ビジネスシンカー

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2018.11

AI 時代を生き残るためにへ なぜ世界のビジネスエリートはアートセンスを鍛えるのか

「アート」と「サイエンス」をバランスさせよう

 勘違いしてはいけないのが、美意識が重要だからといって非論理的でいいというわけではないことだ。そのバランスが大事なのだ。とかくいまのビジネスパーソン、とくにビジネスエリートはついサイエンスに偏りがちだ。そのバランスを取り戻すために、美意識を身につける必要があるのだ。

 山口さんは著書の最後に、マックス・ウェーバーのこんな示唆的な言葉を記している。

 「精神のない専門人、心情のない享楽人。この無のもの(ニヒツ)は、人間性のかつて達したことのない段階まで上り詰めた、と自惚れるだろう」(マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』)

【参考】
海外旅行者が行ってよかった
日本の美術館ベスト10

1位:根津美術館(東京都)
2位:大塚国際美術館(徳島県)
3位:安曇野いわさきちひろ美術館(長野県)
4位:国立西洋美術館(東京都)
5位:ミホ・ミュージアム(滋賀県)
6位:ブリヂストン美術館(東京都)
7位:ポーラ美術館(神奈川県)
8位:札幌芸術の森美術館(北海道)
9位:ホキ美術館(千葉県)
10位:三鷹の森ジブリ美術館(東京都)


POINT

■ 世界の一流企業が社員をアートスクールに通わせている
■ 欧州のエリートは美術史、美学を学んでいることが条件
■ エリートは権力を持つ、故に美学がないといけない
■ 論理的・理性的な情報処理スキルの限界が露呈
■ 世界中の市場が「自己実現的消費」へと向かっている
■ システムの変化にルールの制定が追いつかない
■ 現代はVUCA の時代
■ Volatility = 不安定、Uncertainty = 不確実、Complexity = 複雑、 Ambiguity = 曖昧
■ 正解のコモディティ化が起こっている
■ 合理性を過度に求めると「分析麻痺」が起こる
■ 論理的・理性的に優れていても感受性がないと優れた判断はできない
■ 美意識は鍛えることができる
■ アート研修で皮膚科医の診断力が56%向上
■ ノーベル賞受賞者で芸術的趣味をもっている人は一般人の2.8 倍
■ 効果的なVisual Thinking
■ 効果的な対話型鑑賞法

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