COLUMN ビジネスシンカー

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2019.03

経営者必読! どん底から再生する経営 生死の淵で守るべきもの。捨てるべきもの

突然の合併話の白紙撤回

 通販サイトの立ち上げが翌年1月に迫ったクリスマス前の夜、その男性から話があると呼び出される。出てきた言葉は「合併の白紙撤回」だった。男性の会社の社員が合併話を強硬に反対したためだというのだ。

 結局合併はなくなり、そこまで準備してきたチラシやパンフレット、さらに倉庫に仕入れたあった商品そのものもその男性の会社が引き上げていった。

 男性の言い分をどこまで信用すべきなのか。沖中さんならずとも悩むところだが、起こってしまったことを受け入れるしかなかった。

 「このまま続けることは難しい」。

 沖中さんは、会社をたたむことを決心する。

 クリスマスの夜、沖中さんは社員を居酒屋に呼び出し、まずこれまでの労をねぎらい、そして正直に現状の厳しさを訴え、会社をたたむことを話した。

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