COLUMN ビジネスシンカー

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2019.03

経営者必読! どん底から再生する経営 生死の淵で守るべきもの。捨てるべきもの

元IBMマンの自殺を思いとどまらせた500円

 元日本IBMの社員で現在「ストロベリーコーンズ」というピザチェーンを全国展開する宮下雅光さんも事業に失敗し、自殺まで考え、復活した人だ。

 宮下さんは地元仙台で創業したコーヒー店の客足が落ち、それをカバーしようと居酒屋など他業態にも手を広げた。しかし赤字だけが増え、気が付くと1億6000万円の債務超過に。個人の預貯金、子供の学資保険を解約してもとても足りなかった。

 実質的な破産状態だった。ただ当時は「破産したらもう人ではないという扱いをされる時代でしたから、とても破産できない。親類縁者からもお金を借りたり、保証人になってもらってしていた」ためにどうにもならない状態だった。1984年、宮下さんは車に乗って仙台港に向かう。自分にかけていた生命保険2億円をその足しにしようと、車ごと海に沈もうと思っていたのだ。

 しかし、神様は「まだ思いとどまれ」と言っていた。

 仙台港に車で向かう途中、ふと財布の中を見ると500円が入っていた。「これから死のうと思ってる人間が金を持っていてもしょうがない」と、宮下さんはパチンコ店に入ると思いがけず、チューリップがどんどん開く。気が付くと大箱2つ。5万円に換金できたのだ。

 

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