COLUMN ビジネスシンカー

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2019.03

経営者必読! どん底から再生する経営 生死の淵で守るべきもの。捨てるべきもの

運命が好転、しかしまた事業を失敗

 「5万円あれば、女房と子供を1週間は暮らせる。食費だけなら1ヵ月は食えるかもしれない金額だ。500円が5万円になったのだから、天が俺にまだ生きろと命じているのかもしれない」

 こう考えた宮下さん。俄然やる気が湧いてきた。そして実際天は宮下さんに味方した。うまくいかず店を閉めていた本社向かいのビルのフロアのテナントが決まったのだ。このビルは次のテナントが決まらない限り保証金が戻って来なかった。保証金は3000万円。半年も決まらなかった物件が、自殺を考えた日から1週間後に決まったのだ。

 宮下さんはこの3000万円で延命することができた。だがこの3000万円でまたも宮下さんは失敗してしまう。この3000万円でケータリングビジネスを始めたのだ。

 オードブルセットにすし、弁当、ピザ、惣菜などどんどんメニューを広げて失敗。1986年、今度こそあとがなくなった宮下さんは、当時東京で流行していたアイスクリームショップに目を付ける。

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