知れば必ず効果あり! これだけは押さえておきたい、 エグゼクティブのビジネス会話力、スピーチ力
具体的に丁寧に、正確に話す
話す内容について重要なのは、次の3点と言える。
1の具体的に発言するというのは、固有名詞や数字をしっかり出して話すということだ。わかりやすくしようとして、ざっくりとした数字や略称をつかったりするケースがあるようだが、固有名詞をきちんということや、パーセンテージや単位をきちんということが、具体性を高め、信頼性を高める。
またデータについては出典や年度などをしっかり述べる必要がある。「この前、たまたま見たテレビで言っていたのですが」とか、「3日前の新聞に出ていました」など曖昧な表現では、その話の根拠が希薄となる。
引用する際には、せめて「何という番組で何という人が言っていたか」を示すべきだろう。また新聞でも3日前だけでなく、何新聞に載っていたかをきちんと言うべきだ。自分が読んでいる新聞が必ずしも聴き手が読んでいるとは限らないからだ。
紙の情報であれば、その切り抜きやその画像を提示するのが理想だ。最も説得力ある情報は、自ら体験したことだ。その場合でもいつ、どこで、誰が何をどうしたのか。何が起こったかといういわゆる5W1H形式でしっかり伝える。