COLUMN ビジネスシンカー

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2019.04

知れば必ず効果あり! これだけは押さえておきたい、 エグゼクティブのビジネス会話力、スピーチ力

話す内容に大きな柱を3つ持つ

 またスピーチ経験の少ない人は、話す内容をまとめることじたいが苦痛だったりするだろう。聞いた人が「良かった」と思われるスピーチにするにためには、やはり事前準備が重要になる。

 とは言え細かくレジュメを書くのは大変だ。話がなかなかまとまらないような時は、言いたいことをいくつかにまとめておくとよい。聞き手のほうでも一度にたくさんの内容を言われても覚えられるものではない。でも3つぐらいであれば、途中で話が脱線しても、修正しやすいし、聞き手も記憶しやすくなる。

 その代わり3つの柱については、話の冒頭と最後に繰り返すようにする。

 また伝えたい内容を話の冒頭に言っておくことは、「つかみ」を取る上でも有効だ。

 冒頭に「本日、皆さんに言っておきたいことは、3つです。1つは○○○について。2つめは▲▲▲について。3つめは◆◆◆について。この3つについてはぜひ記憶にとどめておいてください」と言っておき、最後に「本日、皆様にお話したことは、1つは○○○については■■だということ。▲▲▲については○○○だということ。そして◆◆◆は□□□だということ。この3つでした」

 と締めくくれば、内容が整理され、聞き手の人も時間を無駄にしなかったと思うに違いない。

 

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