COLUMN ビジネスシンカー

  • SHARE
  • LINE
2019.08

ビジネス目利きの見方

贋作にも存在価値がある!

田中さんは全国的なお宝ブームの引き金となっていることに多少なりとも憂いを持っている。値段を気にして、せっかく持っていた作品から愛情が引いてしまうからだ。田中さんは「贋作にも存在価値がある」と言う。

「資産なんて考えずに(本来の)道具として使って季節を楽しめばいいわけです。用途を変えれば立派なインテリアになるわけで、存在価値がある」と。

「今は(下手に)知識を得たために『作品そのもの』を味わってみることができなくなっている。あまりに真贋にこだわりすぎると、失う世界も大きい」

一時、ブランドものの偽物を、わかってわざと身につけて楽しむような人もいた。海外からそれをわかって持ち込むと違法だが、国内の骨董品なら別に違法にならない。むしろその差をわかって楽しむ余裕くらいないといけないのかもしれない。

  • LINE