COLUMN ビジネスシンカー

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2019.08

ビジネス目利きの見方

在庫は減りやすい在庫と残る在庫がある

どの工場でも「鑑定家」がきわめて高い関心を寄せるのが「在庫の問題」だ。市場の動きが早い現代では在庫はリスクとなる率が高まっているため、どの企業も在庫を減らす傾向にある。しかし東日本大震災で分かったのは、「減っている在庫」と「減りにくい在庫」があることだった。

ふだんでも在庫はあるのに欠品や納期遅延が起こったり、毎年在庫処分をしてもまた増えるものがあったりするが、震災はそれを鮮明化した。これは回転率の悪い商品の在庫に手をつけず、回転率の高い在庫の率を下げたために起こるものだ。

また製造は適正だったのに販売が追いつかないために在庫がだぶついたりすることもある。「鑑定家」はこのあたりの要素をシビアに見ていく。

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