COLUMN ビジネスシンカー

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2020.04

先の見えない時代、ビッグデータ時代だからこそ学びたい 勝負師たちの「勘」

学問はマニュアルに過ぎない

桜井さんはとにかく便利なもの、利用価値が高いと思われるものや物事に「こだわるな」「捨てよ」という。

それはたとえば、誰もが持てと言われる「夢」や「愛」。あるいは「成功法則」、ありがたいと思われる「思想」や「宗教」、そして「学歴」や「職歴」、「学問」さえも、「捨てよ」と。「(世間でいう)学問はマニュアルにすぎない。本当の学問というのは、答えが定まっていないことを見つけにいくことだ。定まっていないものを感じたり、知りにいったりするのが本当の学問の世界だと私は思う」

桜井さんが恐れるのは、学問があることにより、感覚的に「こうしたほうがいい」となんとなく思っていても、頭で考え、「やめておいたほうがいい」と判断してしまうことだ。その行動を制するのが、学問であったり、社会の常識であったり、世間がいうところの「良さ」であったりするのだ。

現代の人がうつになったり、キレてしまうのはそのためではないかと、桜井さんは感じ取っている。世の中の人々が「常識を求めるから、逆にイライラした人が増えてしまっているのだ」と。

考えてみれば、利益や効率とかといったものは、何かを増やすことが前提だ。効率を良くすることは、無駄を排除する、少なくすることになる。でも最終的にはお金を増やすことがゴールとなる。

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