COLUMN ビジネスシンカー

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2020.05

新型コロナのいまと
コロナ後を考える

在宅ワークで
見栄消費は減少、
デパートなどは打撃

街はどうなるだろうか。とくに都市部の商業地。

残念ながら既存スーパーや百貨店の来客数は落ちていくと思われる。とくにハイブランドを扱う百貨店では、在宅勤務が中心となると見栄消費の必然性が下がってくるため、客数が減ることが予想される。東京の銀座や表参道などのハイブランド店舗も打撃を受ける。もっとも、Web会議などでフォーマルなコードがかかったり、リモートワークファッションが成立すれば別の話だが。ただブランドロイヤリティの高いハイブランド・ラグジャリーブランドは、逆に予約制などにより入店制限をかけるなどして(すでに行われているが)、ブ
ランド価値をさらに上げることができるかもしれない。

リモートワークで在宅者が増えれば、たとえ繁華街でも飲食店はかなり厳しい経営を強いられることは間違いない。イベント業も厳しい。生き延びるためには共同仕入れやデリバリー、あるいはトヨタやシャープがマスク生産を決めたように、複数のビジネスに関わりながら、フレキシブルに対応していくことも必要になってくる。これは従来のBCP(ビジネス・コンティニュイティ・プラン=事業継続計画)の概念を超えるものだ。BCPという概念自体、大手・中堅企業のテーマだとも思われているようだが、アフターコロナ時代では、小さな小売店でもBCPは考えておく必要が出てきたといえる。

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