COLUMN ビジネスシンカー

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2020.05

新型コロナのいまと
コロナ後を考える

ソーシャルディスタンスを
意識したオフィスとは

安宅氏が述べるようにオフィスでは「島」を基本とした構造はなくなる。それぞれがソーシャルディスタンスを考慮したクリーンな空間でなければならない。今回のコロナだけでなく、新型インフルエンザなど、新たなパンデミックはかなり前から予見されている。その意味でも「開疎」オリエンテッドなワークプレイスは今後の課題であり、可能性でもある。

米国の不動産会社「cushman&waterfield(カッシュマン&ウォーターフィールド)」社は、アフターコロナのオフィスの構想を発表している。もともとアメリカのオフィスは個人のスペースを広くとっているが、ソーシャルディスタンスを意識させるよう、椅子を中心に半径6フィート(約1.8m)の円形カーペットを敷いていることが特長だ。また通路には矢印が貼られ人が交錯しないような工夫がなされている。またこのオフィスでは、出勤者は朝、玄関でワークシートを取ってデスクに敷き、退社時にはこのシートを廃棄する。できるだけウイルスとの接触機会を減らす工夫がなされている。

同社によれば、これで十分とは言えず、さらに空気の濾過も必要だとする。密室に発せられたウイルスのエアゾルは、数時間空間に漂い続ける。そのためこうした仕組みもアフターコロナのオフィスには必要だ。

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