COLUMN ビジネスシンカー

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2020.08

ビズシンカーインタビュー
始まった「価値の逆転」
これからは地方が生む価値が
東京で生む価値を抜く

社会はいずれ、
みんなが消費者で生産者になる

阪口● 世界の企業や消費者に解決すべき課題として17のゴールと169のターゲットで示しているわけですが、これはビジネスの視点からすればそれだけニーズがあるということなんです。SDGsは新しい市場でそれがすなわち市場規模なんです。この市場は2030年までは確実に広がる。だからいまビジネスをはじめたほうがいい。

BIZ ● いまがチャンスだと。

阪口● そうです。いまはまだ市場が小さいので大手が参入しにくいんです。もっと市場が大きくなってあるラインを超えたら、大手がどっと参入してくる。市場が確実に大きくなっていくなかで、どういうポジションを取るかはそれぞれだと思います。まだ実感がない人が多いかもしれませんが、でもすでに学校の教育がSDGs ベースになってきている。今年から小学校ではSDGsに基づく教科書に変わりました。来年再来年と中学、高校の教科書も変わっていきます。そういった教育を受けた子どもたちがやがて社会に出て、社会をつくっていくわけです。それといまは小さな企業や個人がどんどんビジネスしやすい環境になっています。だって一昔前に、個人でネット通販をやろうと思ったらシステムを組むだけで100 万単位での資金が必要だったのが、いまはそういうサイトのベースをつくるだけだったらタダでできます。参入のハードルはどんどん下っているんです。大きな資本を持った人たちだけが商売をする時代ではなくなってきています。

僕は最終的にこの社会はいずれ、生産者とか消費者とかすらなくなると思っています。みなさんが消費者でみなさんが生産者。

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