COLUMN ビジネスシンカー

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2020.11

外国人が来ない今だからこそ鍛える
日本のビジネスマンの教養!
押さえておきたい
日本庭園のキホン

●旅客機の廃棄シートや
エンジンパーツから生まれた
デザインバッグや家具

コロナ禍で大きなダメージを受けている航空業界。飛ばない飛行機が空港に駐機したままの状態が続く光景を見るのは、物悲しい限りだ。再び世界中に自由に旅行できる日が待ち遠しい。そればかりか、このダメージを受け、日の丸ジェットとして進められてきた三菱航空機が開発を凍結した。航空機は日本のものづくりの新たな柱として期待されていただけに、今後の影響は計り知れない。

一方このタイミングで引退する現役機も多い。データ会社のシリウムによると2016年以降、引退してきた航空機は毎年400 〜500機程度だったが、2023年までに年間1000機に増えると予想している。

また同じくコンサルティング会社のNAVEOの調査では、運行しないまま、再開しない飛行機が2019年の680機から2020年には2000機に増えると予想している。こうして引退を余儀なくされた飛行機は、解体されて使える部品が中古市場に回っていくことになる。これはこれでリサイクルになるわけだが、客席のシートなどはリサイクルされるよりは、マニア向けのマーケットなどに放出されるか、廃棄処分される率が高い。

イギリスのファッション&インテリアメーカーのPLANEindustryは、その名の通り、飛行機のパーツを再利用してバッグや家具、時計などのセンスあふれる商品に生まれ変わらせている。

2016年にクラウドファンディングによって誕生したバッグは、飛行機の座席に使われたシートカバーを使用した、限定商品。気が利いているのが、いずれもどの機体のどこのシートを利用したという"出自"がわかるだけでなく、そのシートが何カ国、どのくらいの距離を移動し、どのくらいの高度で、平均時速何kmで飛行したという記録を表示したタグもついているのだ。

ファッション性だけでなく、誕生した時から語るにふさわしい「物語」が染み込んでいるのだ。同社では、ほかに機体の部材を使った時計やテーブル、ライトなどをソリッドでレトロフューチャーなテイストで創り出している。

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