COLUMN ビジネスシンカー

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2020.11

外国人が来ない今だからこそ鍛える
日本のビジネスマンの教養!
押さえておきたい
日本庭園のキホン

反橋は極楽浄土への架け橋。
平橋にはその意味はない

大きな池泉と寝殿造の建物で構成されていた舟遊式庭園は、平安時代末期になると当時流行った末法思想(まっぽうしそう)の影響を受けて、極楽浄土への往生の願いを込めた「浄土式庭園(じょうどしきていえん)」に移っていく。

従来の寝殿の位置に阿弥陀堂(あみだどう)を、対の位置に五大堂(ごだいどう)や薬師堂(やくしどう)、鐘楼(しょうろう)、経楼(きょうろう)を建てて、従来の池泉は黄金池に、中島は極楽浄土の舞台と見立てるようになった。

また浄土式庭園においては池泉に反橋(そりはし)を架けるのが一般的になる。反橋は極楽浄土への架け橋であり、ここを渡ることは浄土へ入ることを意味した。ちなみにこうした池泉には、反橋ではなく平橋も架かっているが、平橋を渡っても極楽浄土へ入る意味は持たされていない。

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