COLUMN ビジネスシンカー

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2021.05

ビズシンカーインタビュー
「明日をつくる人」インタビュー【前編】
「おやさいクレヨン」は、
親子の時間をデザインするために
生まれた。

CSR活動の一環として大企業とのコラボ商品や
商品を使ったPRなども

BIZ●ギフト・ショー以降は、これは仕事として、業としてやっていくしかない!と思ったわけですか。

木村●そうですね。注文も入ってましたから。次のロットから万単位で作るようになって、それでもすぐに捌けていくということが何回か続いて、その中で品質改善だったり、新しい色のバージョンだったりを展開しつつ、広げていった感じです。

BIZ●ギフト・ショー当日は東一文具の方もいらしたんですか。

木村●当日展示会に名古屋からいらして、その現場を見てました。「隠れて試作をしていたことが日の目を見た」と言っていただきました。

BIZ●いま会社となっていますがギフト・ショーの後、すぐに法人化されたのですか。

木村●ギフト・ショーが2013年2月で、「おやさいクレヨン」を正式に発売したのは2014年の3月。同じ年の9月に法人化しました。ギフト・ショーの時はフリーランスの個人事業で出展していたので、百貨店とか、法人でなければ取引ができない企業も出てきて、あとは売上規模に合わせて法人格にする必要があるっていうのも知りまして、法人化しました。

BIZ●その後はクオリティを高めながらラインナップを増やすということをされたんですね。

木村●そうですね。同時にやはり改善点も出てくるので改良しつつ。

BIZ●生産量に応じて人も増やしたりする必要もあったかと思いますが。

木村● はい。その時に応じてパートさんをお願いしたりしています。というのも、パッケージの組み立てなどは自社の内部で手作業でやっているので。

BIZ●工場ですべて製品化するのではないんですか?

木村●工場から届くのがクレヨン部分と箱の紙なので、届いたクレヨンを1本1本磨いて入れて箱を折って箱詰めして、出荷する作業をここでやっています。

BIZ●これだけ話題になると大手企業の方から、研究しませんかといった声がかかることもありませんか。

木村● そうですね。最近はCSR活動の一環として、端材とか野菜を使ってクレヨンをつくり、子どもたちの絵画教室を開いて、そこでコンテストを開くなどして、企業としてPRといった依頼が少しずつ増えていますね。

BIZ●こんな野菜の端材を使ってくれないか、という話もありますか。

木村●来ますね。なので今後の課題としては、産地ネットワークを広げる必要があるなと思っています。ただ窓口が増えれば増えるほど管理が大変になるので、それを1元管理できるようにシステム化する必要があると思っています。とくに食品の端材はある地域ではある日突然大量に出るけど、別の地域はちょっとしか出ないとか、全国的にもばらつきが出ますから。仮にそれを冷凍保存するとしても、その冷凍庫はどこにおくとか、冷凍庫があってもそこから工場までの輸送の問題もあります。

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