COLUMN ビジネスシンカー

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2020.07

【new comer&考察】
代用肉で注目。大豆が地球を救う!?
じわり広がる市場とパワー、「大豆」

なにかと話題となっている代用肉。すでに製品化され、一般家庭の食卓にものぼりはじめている。日本でもニッポンハムや伊藤ハム、キューピーなど、大手食品メーカーが続々と代用肉を製品化している。その多くが植物由来であるが、なかでも最も多い原料となっているのが大豆だ。

大豆は日本でも豆腐や味噌、醤油、納豆など古くから日常的な食に利用されてきた。日常的に摂取することで、生活習慣病などを予防し、健康を維持できる栄養食品としても認知されていた。しかしミレニアムが話題になる前後から大豆のさらなる研究が進み、その秘めた機能やパワーが大きな注目を集めるようになった。

たとえば大豆タンパク質にはコレステロール濃度調整機能、糞便脂肪酸排泄促進機能、リノール酸代謝調節機能や肥満に対する効果などが確認され、大豆イソフラボンには抗酸化作用、骨粗しょう症対応、更年期障害改善効果などさまざまな効果が認められている。

このため各国は大豆を使った食品などに健康食品として認定する制度などを設け、その普及を後押している。

日本では大豆を使ったコレステロール濃度調節機能のある食品については、「特定保健用食品(トクホ)」として認定している。また米国では、一定量の大豆たんぱく質を含む食品については、「科学的に十分な根拠を持つ健康強調表示(SSA)」を認めている。イギリスでは、「1日に25g以上の大豆たんぱく質を摂取することは、血中コレステロール値の低下を助ける」として大豆を使った食品に「包括的健康強調表示(JHCT)」を認定している。まさに大豆は人類の健康を救うスーパーフードの位置を築き始めているようだ。各食品メーカー、医薬品・健康関係の企業もこれに注目、商品化を進めている。

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