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大鳥居を持つ
寺社仏閣建築発祥の竹中工務店
建設会社や電力会社、運輸会社などは、商売繁盛よりは安全祈願を目的として建立する場合が多い。
400年以上もの歴史を持つ大手総合建設業の竹中工務店もそうだ。
同社は太平洋戦争のさなかの1939年(昭和14年)に、永久の繁栄を願い、伏見稲荷から工匠の神として竹千代大神(たけちよおおかみ)を勧請して、大阪市内工場敷地に大きな社殿を造営した。もともと寺社仏閣建築で業容を拡大してきた同社にとっては、この時期の企業神社の造営は大きな意義をもっていたようだ。
1959年(昭和34年)には同社の協力会社による稲荷奉賛会が発足し、同地に吉光大神(よしみつおおかみ)、金藤大神(かねふじおおかみ)を合祀して新たに竹筍大神(ちくしゅんおおかみ)を竹千代大神の脇に祀っている。
その後本社拡張移転のために、1981年(昭和58年)に八坂神社に竹千代大神と竹筍大神を遷神(せんしん)させている。
同社では毎月1日には安全祈願、毎年1月の第1土曜日は、新年の祈願、毎年4月の第1土曜日には従業員参加の例大祭が執り行われ、過去には毎年新しい鳥居が奉納される時代もあったようだ。