COLUMN ビジネスシンカー

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2021.12

ビズシンカーインタビュー
「明日をつくる人」インタビュー
使用済みの紙をオフィスで再生紙に
世界初、セイコーエプソン
「PaperLab(ペーパーラボ)」は
“紙の未来”と“社会の未来”をどう変えるのか

コロナ禍の2年。世間ではニューノーマルの名の下に「黙食」や「マスク会食」などが当たり前化し、「イベント」や「集会」が中止となった。ビジネスの現場ではデジタル化が一気に進み、非接触ツールやサービスが生まれていった。こうした中、静かに注目を集めているハイテク機器がある。セイコーエプソンの「PaperLab(ペーパーラボ)」である。オフィスで使用済みとなった紙をペーパーラボにセットするだけで再生紙に生まれ変わる世界初の乾式オフィス製紙機だ。最大の特徴は、乾式、すなわち水を使わないオフィス製紙機であることだ。※1

日本のDXが進まない一因を日本の根強い紙文化信仰を挙げる声もあるが、ペーパーラボはその追いやられる紙文化を受け止め、さらにエコ文化の最先端に引き上げようとしている。

セイコーエプソンは、紙の未来、社会の未来をどう変えようとしているのか―。"暮らしを変える、明日を変える"商品やサービスを提供するエル・ローズグループとして、そしてペーパーラボの1ユーザーとして聞いてみたいと思った。同社プリンティングソリューションズ事業本部 PL事業推進部の岡村岳彦さん、営業本部 IIJ営業部の太田智士さんに伺った。

※1:機器内の湿度を保つために少量の水を使用

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