COLUMN ビジネスシンカー

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2022.03

【new comer&考察】
卵の価格が倍に?ペットショップはやがてなくなる?!
世界で広がる動物の福祉思想
「アニマルウエルフェア」とは?

ニッポンハム、味の素、キューピー…
続々とアニマルウエルフェア基準を導入

 こうした世界的潮流を受け、日本でも農水省などがアニマルウエルフェアに基づいた飼育の推奨などを行っているほか、食品メーカーなどもアニマルウエルフェアを考慮した飼育や、その飼育法に準じた購買を進めている。
 食肉大手のニッポンハムは、家畜をストレスのない環境で育成する「アニマルウエルフェアポリシー」を制定、パートナー企業と協業で2030年度末までに種付された雌豚を1頭ずつ拘束して飼育する方法を廃止するなど、重要課題の実現を決めている。
 また食品大手の味の素はグループ会社全体で、「原料調達におけるアニマルウエルフェアの考慮」、「畜産に関わるサプライチェーンのパートナーやステークホルダーとの対話と連携」、「畜産原料の有効活用・代替に向けた技術開発」「生活者とのアニマルウエルフェアに関するコミュニケーション」、「アニマルウエルフェア向上の取り組みに関する情報開示」などのアクションの展開を発表している。
 またマヨネーズで知られるキューピーでは、「アニマルウエルフェアの考え方に対応した採卵鶏の飼養管理指針」に基づき、飼養された鶏卵の調達を行っている。
 国内畜産業界では2016年に一般社団法人アニマルウエルフェア畜産協会が設立され、基準を満たした農場や食品に対し認定農場、認定食品としてのお墨付きを与えている。

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