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オーガニックコットンインナーができるまで。【フェムケアブランド「hinna」】

2022年4月にフェムテックブランド【hinna】がデビューしました。

hinnaとはスウェーデンの言葉で”時間を見つける”という意味があります。
地球環境や社会課題に向き合いながら、もっと自分のココロとカラダの声を聞いてほしい!と願いを込めて、ブランドを立ち上げました。

開発メンバーは Z世代、ミレニアル世代の女性社員が中心となり、まさに自分たちの抱えるカラダの悩みや、商品への思いを詰め込んだ商品を開発しています。
そこで、どんな商品を展開していこうか‥と議論しながら、デリケートゾーンソープ、吸水ショーツ、オーガニックコットンインナー、ドライなつめを販売してきました。そして今現在も、いろんな商品を開発中です。

そのなかでも今回は、オーガニックコットンインナーの開発について少しお話ししたいと思います。

1. コットンの抱える社会課題とは?

コットンは肌触りが良く、手軽に洗濯ができて、機能性も高いので、衣類には欠かせない素材です。しかし、綿花を栽培する過程では、環境や人に悪影響を与えることがある、という問題があることをご存知ですか?

代表的な問題として
・大量な化学肥料を使用することでの、土壌や地下水の汚染。
・農家の人々の健康被害や不妊問題。
・貧困に悩む人々の強制労働。
などが挙げられます。

私たちの身の回りから切り離すことのできないコットンがこんなに社会問題を抱えていたと初めて知ったときは驚きました。

2. 綿花畑を訪れ、オーガニックコットン販売士に。

オーガニックコットンのインナーを企画するために、コットンについてきちんと理解しなくては!と思い、開発メンバーのなかの 3名が、コットンの基礎知識から、環境問題、労働・人権問題、オーガニック認証について講座を受けました。
さらに、綿花畑を訪問し、実際に綿花を収穫し、糸紡ぎを体験して「オーガニックコットン販売士」の資格を取得しました。

2~3年以上化学肥料を使わない畑で栽培された という第三者認証を受けたものだけが、オーガニックコットンとして認められます。
コットンができるまでのプロセスはとても複雑で、自然環境にも左右されることを知り、コットン製品のありがたみをしみじみと感じるようになりました。

hinnaの製品に使用しているオーガニックコットンの生地(リブ生地)は、サンテラボでも取り扱っている生理用ナプキン「sisiFILLE」を製造販売されている、㈱パノコトレーディングと共同開発しました。㈱パノコトレーディングは2001年からbioRe PROJECTのパートナーとして、インドとタンザニアで有機農業のサポート、農家の人々や子ども、地域の人々を支援されています。

hinnaの製品を通して遠い国の人々の暮らしに貢献できて、透明性のある製品を作りたい。という思いで、㈱パノコトレーディングとの開発はぜったい!!と決めていました。
㈱パノコトレーディング https://www.panoco.co.jp/index.php

3. hinna オーガニックコットンインナー商品デザインへのこだわり

からだの”めぐり”に注目しました。締めつけの原因になるテープ類を極力使用せず、締め付けで感じるストレスを最大限に軽減した仕様にしています。

メインの生地がリブ組織で伸縮性があるため、サイズ展開はフリーサイズで(ソフトブラは除く)、効率よく裁断することも意識しました。
チームメンバー達とフィッティングしながら何度も試作を繰り返し、しめつけないオーガニックコットンインナーの完成です。

綿花畑から綿を収穫して糸になり、糸から生地が編まれ、縫製されて製品になるまでは長い道のりでした。沢山の人たちの想いが詰まった このオーガニックコットンインナーを多くの女性に体感してもらえるように、これからも hinnaの商品開発に努めたいと思います。

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