COLUMN ビジネスシンカー

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2019.04

知れば必ず効果あり! これだけは押さえておきたい、 エグゼクティブのビジネス会話力、スピーチ力

瞬きは動揺の証明。できるだけ抑える訓練を

 次に話す態度。こちらも肩書きが上がるほど注視される。とくに女性は話し手の服装や態度、表情を細かく見ているものだ。

 ある心理学の実験によれば、相手に印象を与えるものは、

 

の順で影響を与えるという。

 人の印象や信用は、言葉や話す内容だけで決まるわけではない。

 企業の記者会見などを見ていると、机の上では神妙そうな態度を見せていても、足が組まれていたり、貧乏ゆすりを起こしていたり、意外と足元の動きや下半身の態度で、心の中が見えることがある。

 もちろん腕を組み替えたり、体を左右に揺らしたり、女性であれば髪を何度も触ったりするのは、見ていて気持ちがいいものではない。

 矢野さんは、とくに気になる話し手の癖として挙げているのが、「絶えず動いていること」。貧乏揺すりはその代表だが、それ以上に気になるのが「頷きと瞬き」だそう。

 決して頷くことがいけないのではなく、「何度も」頷くことが問題だという。自分が話しながら、「うんうん」と何度も頷く。何度も「うんうん」と頷くのは、落ち着きのない人に見えてしまうのだ。

 また一般に瞬きは嘘をついたり、動揺している時に頻繁に見られる現象なので、見ている人からすると、不安を掻き立ててしまう。

 しきりに頷いたり、瞬きを繰り返す人はやはりトップやエグゼクティブとしての「重さ」を感じ取りにくい。

 頷きは何度もするのではなく、1度だけ大きく上下に頭を振る。また瞬きは生理現象なので、全くするなというのは無理な話。でも瞬きは訓練すれば減らすことができる。

 矢野さんは、自己紹介の冒頭で自分の名前を名乗る30秒、名刺交換時の自分の名前を名乗る30秒、相手の話を一所懸命聞いていると伝える30秒は瞬きをしないよう努力することを勧めている。

 相槌の打ち方も重要だ。相手の話に関心を寄せるサインとして相槌を打つのはいいのだが、「なるほど、なるほど」、「あー、はいはい」と同じ言葉を繰り返したりすることは「軽い」態度として受け取られる。

 長年身についてしまった癖はなかなか取れないもの。だからこそぜひ意識して改善してほしいところだ。

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