COLUMN ビジネスシンカー

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2019.06

グローバル時代を生き抜く 異民族に学ぶ海外ビジネスネットワーク

信用に対する戦略の違い

 どこの国、地域でもそうだが、ビジネスにおいてまず重要なことは信用を得るかどうか。人種や文化、価値観も違う海外において、信用を得るというとは高いハードルだ。日本人であること、有名企業や組織の一員であることは信用を得るための大きなアドバンテージにはなる。ただ世界のビジネスにおいては、むしろいかに個人が信用を得るかが重要になる。

 華僑のビジネスにおいては「顔(メンツ)を立てる」という言葉がよく使われる。日本のビジネスでもメンツは重要ですが、華僑では最重要テーマだ。日本の場合は組織人としての立場、看板としてのメンツが強いが、華僑のメンツはあくまでその人、個人だ。

 すなわち個人の名前や顔を全面に出すのが中国のビジネスであり、組織の看板や会社のステイタスを全面に出すのが日本のビジネスであると言える。

 よく世界では、「日本人は顔が見えない」とよく評されるが、このあたりにもその理由があるようだ。

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