COLUMN ビジネスシンカー

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2019.08

ビジネス目利きの見方

元カリスマバイヤーの「目利き力」とは

一般に商売において目利き力が求められるのは、何かを仕入れる時だ。一流の目利き力を持つ仕入れ担当者を、最近では「カリスマバイヤー」などと称したりする。

その一人に元伊勢丹のカリスマバイヤーとして名をはせ、福助などの企業の再生事業にかかわり、テレビのコメンテーターとしても活躍した故・藤巻幸大さんがいる。藤巻さんは、その著書「目利き力」において現代における目利き力を次のように提示している。

「自分にとって本当に必要なものが何かを認識し、その上で本当に(今欲しいと思っている)それが(自分に)ふさわしいものを選びぬく目を持っていること」とし、「これはものを買うことだけの話ではない。働き方、ものの考え方、人との付き合い方、生き方、すべてに通じること」。

それは現代が「絶え間なくもたらされる大量の情報やあっという間に変化するビジネス環境のなか、多くの人が他人の意見や風潮、宣伝、流行に押し流されがち」だからであり、「だからこそ、自らの基準で判断できる力――『目利き力』が必要なのだ」と。

つまり全体を総合して「何かすごい、優れている」とかではなく、特定の分野で確実に凄いものが見いだせる、尖がることができる、そのための能力なのだというわけだ。

藤巻さんは日本人一人ひとりの意識が変わっていけば、日本は「一億総目利き」になり、生活が変わり、社会が変わり、日本が変わっていくはずだと言っていた。

藤巻さんのいう"自分らしい基準を持った目利き"になるには、どうすればいいだろうか?

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