COLUMN ビジネスシンカー

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2019.09

ビジネスコミュニケーション力の基本は「ホメ力」にあり  ホメ力アップが仕事力、人間力をアップする

男こそ褒める。美人は褒めない。

もちろん褒めることは万能ではない。相手によっては、言った本人の評価を下げる場合もある。褒めるワザは相手によって使い分けることも必要だ。

『すごい!ホメ方』の内藤さんはタイプ別ホメ方テクニックとして以下の原則を挙げている。

1. 美人の女性は褒めないほうがいい―アメリカのニューヨーク州立大のメージャー教授の調査では、「仕事がスピーディでよかった」「レポートがよく書けていた」など例え容姿以外のことを褒めても、美人は容姿のせいで褒められていると考えがちだそう。それどころか、逆に褒めた人間を悪く評価するようだ。美人過ぎる人に対しては、逆に叱ったり、貶めたりするほうがいいという傾向がある。もちろんこれは美人過ぎる人に対しての話で、ふつうは褒めるのが常道だ。

2. 男こそ褒める―逆に男はあまり褒められた経験が少ないようだ。だから男こそ褒めることは有効だ。アメリカの心理学者でヴィンセネス大のチャールズ・マクマホン教授によれば男女両方に「どれくらい褒めて欲しいか」と調査したところ「男性のほうが褒め言葉に敏感で、しかもより欲しがっている」との結果が出たそうだ。男は褒められて伸びるものなのだ。

3. 頭のいい人を褒める―頭のいい人は、ストレートに褒めるのではなく、わざと抽象的で分かりにくいほうがいい。というのも頭がいいので、それなりに理解してくれるからだ。これもアメリカの調査で「(頭のいい人は)やさしい表現では心が動かされない」という結果が出ている。「◯◯さんは、はやぶさのイオンエンジンみたいなものですね」とか、「その時の◯◯さんの役割は、EUの初代大統領のようなことが求められたのですね」など、なんとなく分かったような、わからないような言い回しが好まれる。

4. 権威的なタイプ―権威的なタイプは威張りたがり屋です。皆さんの周りに結構いるかもしれない。相手が上司や先輩である場合は、直接ではなく間接話法で褒めると効果的だ。「◯◯さんのこと、◇◇部長がこれこれこうだと褒めてました」とか「◯◯部長のやり方は、孫正義さんが言っていたことの実践ですね」など誰もが知っている有名人や、その人か尊敬する人を出して褒めることが有効だ。

いかがだろうか? ホメ力、なかなかの効果が期待できる。しかも明日からでもビジネスに活かせそうな技術だ。

<POINT>

■ 根性や叱咤型では甲子園には行けない時代に
■ 男こそ褒める!
■ 人を動かしたかったら「叱る」より「褒める」
■ 観察をせずに人を褒めない
■ 褒めるのではなく、相手を認めることが前提
■ 美人すぎる人は褒めない。
■ 頭の良い人は、抽象的な表現・分かりにくい表現で褒める
■ とっかかりは目に見える行動や雰囲気をまず褒める
■ 心からその人の存在を尊重する

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