COLUMN ビジネスシンカー

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2019.09

ビジネスコミュニケーション力の基本は「ホメ力」にあり  ホメ力アップが仕事力、人間力をアップする

話を聴くときは、必ずメモを取る

7の話しやすいリアクションとはどのようなものなのだろうか。人間は相手が興味深い人であったり、話が面白ければ、自然と目が輝き、身を乗り出したりする。聞き手が関心を持っていると分かれば、話し手は気持ちよくなり、もっと話そう、語ろうという気になる。

身を乗り出すほどでなくても、相槌を打ったり、笑ったりすれば、やはり気持ちがよくなるもの。とくに有効なのがメモを取ることだ。メモはそのまま「あなたのお話は大事なので、参考にしたい」という姿勢の現れだ。だから目上だけでなく、目下の人に対しても行うと、相手はそれだけで大切にされているという気になる。人は本来、周りに認められたがる存在だ。そもそも褒めるという行為は、「認める」という行為の一つだと言われている。

コーチングの専門家で『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』の著者の鈴木義幸さんによれば、褒めるという行為は「コーチング」という能力開発手法において、アクノリッジメント=承認と呼ばれる範疇に入るそうだ。承認にはその人の存在を認め、その貢献を細かく覚え、その内容を口に出して伝えてあげる。または声をかける、あいさつをするなどといったことも含まれる。

「『あなたの存在をそこに認めている』ということを伝えるすべての行為、言葉が承認にあたります」(『コーチングのプロが教える「ほめる」技術』)ということなのだ。鈴木さんによれば、人間はもともと長い歴史のなかで、互いに認めてもらうことで生き延びてきたという。そのため「人の生存本能は、絶えず自分自身が協力の輪のなかに入っているかどうか、仲間はいるのかどうかについて絶えずチェックしている」(同書)という。世間では「お一人さま」など、誰にも認めてもらわずとも生きていける唯我独尊の生き方を勧める向きもあるが、一人がいいというのは、あくまで頭が言っているだけで、本能はやっぱり周りと協力しなければ生きていけないとわかっているのだ。

12番目の、とことん褒めることもホメ力アップのためには欠かせない。とことん褒められるとどうなるかを体験してるか否かでは、人をほめようとする力が違ってくる。

そして大事なことは実践だ。毎日少しずつ褒めることを実践し、ホメ力を高めていく。

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