COLUMN ビジネスシンカー

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2019.10

知っているビジネスがスムーズになる!? 癖や持ち物から
人を見抜くツボを知る

頷いているからと言って、同意しているとは限らない
―しぐさで見抜く

人は会話をしていると仕草という形で何らかの反応をしているもの。代表的な仕草としては、頷きがある。

◆頷いているのにNOのサイン

相手の意見に同意しているような時は、自然と頷きが出てくる。しかし同じ頷きにも微妙な差がある。心理学者で目白大学教授の渋谷昌三さんによれば、頷きには5つの意味があるという。

基本的にYESだが、ただ話を聞いてますよという態度であったり、指示に従うことを示していたりと、食い違いがある。何か具体的なアクションを起こしてもらうような時には、言った指示を実行するかどうかの確認が必要となってくる。

さらに、頷きの仕草を取っていてもNOという場合がある。

相手がわざとらしく何度もオーバーに頷く時だ。話に飽きてうんざりしてきた時や、打ち切ってほしいと思った時にも頷く度合いも激しくなり、わざとらしくなる。同様に必要以上に驚いて見せたりする時も、相手が本心で驚いているとは限らないことがあるので注意が必要だ。話し手は時に夢中になってそういったサインを見逃しがちだが、話し手は会話の途中で相手の態度や仕草を注意深く見ておく必要がある。

また、話し終わった後で、自分で「ウンウン」と頷く人もいる。これは自分が言ったことを自分に納得させたりする時にこういう行動を取る。この場合は話の内容にどこか嘘があり、それで自分に自己暗示をかけている可能性が高い。

同じようだが、話しながら自分で頷いている人は、話の内容を確認しながら話しているので内容に嘘がなく、正直者が多いと言われている。

◆腕組みをする

無意識にする仕草として多いのは、腕組みだ。とくに男性は多い。腕組みは話し手の意見に対して「それはどうかな」という疑問や拒否の意志を示す仕草だ。黙って聞いている、あるいは頷くような仕草を見せていたとしても、腕組みをしている時には基本的に話し手の意見に同意はしていない、話を聞いたというレベルにとどまる。相手の受容度や理解を知るには、言葉だけでなく仕草も総合して判断する必要がある。



◆口の片方が上がり気味の人

喋る時に口の左右のどちらかが上がる人がいる。このタイプは割と感情の起伏が出やすいタイプだと言われている。一方で優しくナイーブな面を持ち、打たれ弱いところがある。ただあまり飾り立てるタイプではないので、行動とのギャップは少ないと言える。

◆目を瞬かせる人

話をしながら瞬きが多い人は、緊張している場合のほか、もともと気が弱い人が多いようだ。目をパチパチさせる人は、相手が自分より格上であることを意識していることがわかる。視線を合わせることが怖くて、つい目をパチパチと瞬かせるのだ。同様に会話中、視線をしょっちゅう外す人も萎縮している気持ちの表れだ。

◆客先で出されたお茶に手を付けずに帰る人

訪問先でお茶やコーヒーを出されるケースがある。こうした時に口をつけるべきかどうか迷うこともあるかと思う。お茶を出されて口をつけずに帰る人は、訪問先の人間と良い関係を望んでいないという気持ちの表れだと言われている。

さまざまな企業や学校で面接経験を持つ谷所健一郎さんによれば、「スクールで体験などで来校した人が入校するか否かは、お茶を飲むか飲まないかで判断できる」という。「入校する人はほぼ間違いなくお茶を飲み、その時決断しなくても後日、入校の意志を伝えてくる。一方、お茶を飲まない人の多くは入校しない」(『「できる人」を1分で見抜く77の法則』)

相手が良い関係を結ぼうとしているかは、出されたお茶やコーヒーを飲むかで分かるのだ。

◆表情がわかりにくい時は左側から見る

人間の体は左右対称ではない。人間感情は左側半分にとくに出やすいと言われている。相手がどう思っているのか判断がつかないような時は、左側を注視するとわかりやすくなる。正面からは向かって右側を見ることだ。たとえば相手が笑っている時も、どうも不自然な感じを受ける時は左側をよく見るようにする。とくに作り笑いの時には左右対称のバランスが崩れがちになる。逆に左右対称のきれいな笑いの場合は、心から笑っていると判断していいだろう。

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