COLUMN ビジネスシンカー

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2019.11

目から鱗ー知らないと損する イマドキのマーケティングの基本

マーケティングってどういうこと?

そもそもマーケティングとはいったいどういうものなのか。ちょっとした書店に入るとマーケティングに関する本は数十冊は見つけることができる。いろいろな立場の人がさまざまな定義をしているが、その定義は千差万別といっていいほど分かれている。

そのなかでも代表的なのはアメリカマーケティング協会(AMA)の定義と日本マーケティング協会(JMA)の定義だ。

JMAの場合、マーケティングとは「企業および、他の組織が、グローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて市場創造のために行う総合活動」としている。一方AMAは「組織的な活動であり、顧客に対して価値を創造し、価値についてコミュニケーションを行い、価値を届けるためのプロセスであり、さらにまた組織および組織のステークホルダーに恩恵をもたらす方法で、顧客関係を管理するための一連のプロセス」としている。

分かったような分からないような定義だ。ほかにも「商品やサービスを売るための仕組みづくり」、「潜在市場を有効市場に変える方法」となどさまざまな定義がある。マーケティング学の大家、フィリップ・コトラーはマーケティングの目的について、「絶えず変化する人々のニーズを収益に変えること」と言っている。さらに経営学の巨人であるピーター・ドラッカーはマーケティングの理想を「販売をなくすこと」だと言っている。ひとつの至言だろう。

ここではマーケティングをまさに文字通り、マーケット(市場)の進行形、つまり「新しい市場を切り開いて収益に結びつける方法」と捉えてみる。より細かく説明すると「販売や営業の手間を極小化するために、誰がどんなものを欲しがっているかを的確に探り当て、その誰かのために適切な機能・品質・価格の商品を、的確なタイミングで届ける仕組みをつくっていくこと」ということになる。

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