COLUMN ビジネスシンカー

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2020.01

致命傷になる前に! 経営者必読!! グローバル化時代に求められる真の異文化適応力

世界中のマネージャーはいろいろなスタイルで適切なフィードバックを行う

アメリカはディベートの国で、こうしたネガティブな意見のやり取りには慣れているのかと思いきや、そうでもないようなのだ。

オランダも個人主義の国として知られている。しかしながら、フィードバックする情報がアメリカと違うのだ。組織のなかでフィードバックを伝えるのは重要だ。しかしそのスタイルはその国、その人々の文化によって違ってくる。

メイヤーさんによれば、世界各国のマネージャーは、驚くほど様々な方法でフィードバックを行っている、という。

「中国人は同僚を公然と他人の前で批判しない方法を身につけているが、オランダ人マネージャーはいかなる時でも正直で率直なメッセージを伝える方法を身に付けている。またアメリカ人はネガティブなメッセージをポジティブなメッセージで包み込むように訓練されている。一方フランス人は情熱的に批判し、控えめに褒めるように訓練されている」(『異文化理解力』)

つまり、相手が何を1番に伝えたいかは、聞き耳を立てるように注意深く聞かないと齟齬や誤解を起こしやすいということだ。それは伝える側がより注意しておく必要がある。自分がそのチームでマイノリティであって、しかもあなたがマネージャーやリーダーである場合は、チームが機能しなくなる可能性もあるからだ。

一般的にアジアの国々は、集団主義で企業構造がピラミッド型だ。それゆえ会議では必ずしもメンバーが思ったとおりの意見を出してくるとは限らない。どこまで言うべきかは、その国や地域の文化に拠る。

あなたがもし中国企業に勤務しているのなら、会議で上司が間違った意見を述べても指摘しないほうがいい。

「中国ではいつも上司が正しい」からだ。中国に数年間駐在した経験があるアメリカ人マネージャーはこう述べている。だから「マネージャーが部下やスタッフに考えや助言を求めても返ってこないのだよ」と。

ではどうすれば、中国人部下の意見を引き出せるのか。

メイヤーさんによれば、およそ次のような行動が適切だという

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