COLUMN ビジネスシンカー

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2020.01

致命傷になる前に! 経営者必読!! グローバル化時代に求められる真の異文化適応力

フランスは意外と権力格差の大きい国、体罰容認もマジョリティ

【1】の権力格差をみてみる。まず格差の大きい国は、マレーシアやサウジアラビア、イラク、フィリピン、ロシア、アラブ首長国連邦、メキシコ、中国、インドネシアなど主にアジア、中南米が多く、逆に権力格差の小さい国は、オーストリア、イスラエル、デンマーク、ニュージーランド、スイス、イギリス、ドイツ、オランダなどヨーロッパ各国が並ぶ。日本はスコア54でほぼ中間。意外だが、フランスは権力格差の大きい国で、子供に対しての体罰を容認する人が2015年で70%もいたという。

こうした国では、周りをやる気にさせることがうまくいくコツになる。権力がフラットに近いので上司が部下に意見を求めることもしょっちゅうだ。良いアイデアはどの階層からも生まれると考えているので、部下は上司から相談されることを期待している。上司に対する建設的な批判ができるかは、大切な資質として捉えている。

こうした国でのビジネスでは"畏怖の念"を利用することが、うまくいくポイントになる。権力を持つ人はその人らしい振る舞いが求められており、そのように振る舞いながら、的確な指示を与える。この際、注意しなければならないのは、上司となった場合、相手の言い回しや態度からメッセージを読み取ることだ。権力格差の大きい国では部下が上司に「ノー」を言いにくい傾向があるため、婉曲的に伝えている場合も多い。したがってプロジェクトなどを任せる時は、仕様や納期をしっかり理解しているか、適宜確認する必要がある。

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