COLUMN ビジネスシンカー

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2020.03

ビズシンカーインタビュー 人工衛星は都道府県で持つ時代に!
2020年 福井県民衛星「すいせん」 宇宙を駆ける!!

福井県で宇宙人材の育成を!

BIZ ● 県の取組みはどれくらい県民に浸透しているのでしょうか。

山下● 昨年福井で開催された宇宙国際シンポジウムであるISTS(第32 回宇宙技術および科学の国際シンポジウム)には多くの方に参加いただきました。また、県民衛星の名称募集には1344 件もの応募をいただき、県民の皆様の関心の高さを実感しております。

BIZ ● 結構な数が集まりましたね。

牧野● メディアの露出が増えているのが大きいと思います。ルワンダ向けの衛星や水推進エンジンを搭載した3 U 衛星は2019 年11 月20 日に国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙空間に放出されていますし、ほかにも「ガンダム衛星」は3月に打ち上げられる予定ですが、そういった人工衛星がメディアに出て、注目を集めているようです。

実際、公民館や経済団体の集まりなどで「県民衛星プロジェクトの取り組みを紹介してください」という話もいただくようになりました。

それと当県ではふるさと納税のなかでプロジェクトを支援するというようなメニューも持っており、ここ3 年ぐらい全国の皆さんから、支援もいただいています。

BIZ ● 認知度が高まって、製造技術もさらに上がって固まってくれば、その技術を習得したいという若い人も出てくるでしょうし、県外からもやってくるでしょうね。地元の大学に人工衛星が学べる学部みたいなところができるといいですね。

牧野● 最終的にそうなればいいなと思いますが、まずは人工衛星の製造が学べる研究室などといった形でしょうか。県外の大学などから専門の先生に来ていただいて、研究のほか県内企業に対して指導をしていただきながら最終的には学生さんを育てて地元の企業に就職する、こういうことに繋がっていけばと思っています。

BIZ ● いま、学校の教育現場でも活用できるといいですね。

牧野● 関わっている企業の方が取り組みについて高校で話をしたり、子供たちの衛星の工作教室などのイベントを催して、子供たちにも興味を持ってもらうといったことをやらせていただいてます。

山下● 一昨年はジュニアISTS(宇宙に関する研究発表会)ということで、JAXAの担当者や宇宙に関わる人が県内の高校に行って、高校のサークルに直接指導していただき、昨年福井で開催された宇宙国際シンポジウムでその成果を発表することもしました。

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