COLUMN ビジネスシンカー

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2020.09

意外?当然?それは脳の癖です! 自分の脳の癖を知って
ビジネスに活かす!

人間は、人種を問わずブランド好き

ブランド、というと何を思い浮かべるだろうか?

高級車のフェラーリだろうか。シャンパンのドン・ペリニヨンだろうか。はたまたルイ・ヴィトンだろうか。

よく「日本人はブランド好き」だと言われる。有名ブランドには熱狂的なファンがついており、新作が出るたびに買っている。

しかし日本人に限らず、ブランド好きは世界中にいる。そもそも人間は多かれ少なかれブランド好きになっている。

こんな実験がある。カリフォルニア工科大学のランジェル博士は、ワインを味わっている人の脳のMRIを撮って比較した。

ワインを飲むと脳のなかの「内側眼窩前頭皮質」という部位が活動する。この活動は、すなわち美味しいワインを飲むことは人間にとって快楽であることを意味する。

ランジェル博士は、被験者に5種類のワインを比べて欲しい」と依頼。その際価格を伝える。しかし実際には3種類のワインしか用意されておらず、それを5つのグラスに入れただけ。しかも価格もでたらめだった。

その結果どのようなことが分かったか─。

ワイン本来の価格とは別に、高い価格を伝えたワインほど内側眼窩前頭皮質が強く反応したのだ。一般に高いとされるワインのほうがより高級で、品質もいいと思われる。つまり価格が高いことでそのワインがより「高級」で「優れた品質」であると思い込んでいたことがわかった。

人はその違いを自分が理解して、納得して飲んでいると思うが、実際はそれほどでもない。ワインはよほどの専門家でない限り、味と価格の相関を当てることはできない飲み物なのだ。これは外で食べる料理などにも当てはまる。同じ食材、同じ味であれば価
格の高いレストランで食べるほうが、街なかの定食屋さんより「美味しい」と思ってしまうものだ。

つまり同じ品質でも「高級」だと思ってしまうのは、その商品がブランドだから。ブランドは価格差であり、信頼であり、雰囲気であり、オーラだったりする。あるいは伝統だったりする。

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