COLUMN ビジネスシンカー

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2020.10

1日3食食べたら社長失格? 有名人、アスリートが実践する
ファスティングとは?

フードロスが社会的な問題になっている。日本が年間に廃棄する食品は2年間2,550万トン(食糧庁調べ)。うち、食べられるのに捨てられている食品が612万トンと言われている。フードロスとはこの612万トン。この数字は、世界の食糧援助量の1.6倍にのぼる。

日本中でダイエットが流行っているのに、これだけ食品ロスがあるのは、違和感を通り越して、胸が痛む人も少なくないのではないだろうか。

日本人の男性の3割が肥満とされ、女性はだいたい2割程度が肥満であり、この数字はこの10年ほとんど変わらない。数字だけ見ると男性のほうがカロリー過多、つまり食べすぎる人が多いということにもなりそうだが、一方、食べ残しということで言えば、男性より女性の率が高い(しらべえ調査<2018・1月>)。

いずれにしても自分に合った適切なバランスのとれた食事量を心がけることが大事だ。

でもそもそも適切な食事量とはどのくらいなのか。もともと日本人は、江戸時代まで1日2食で過ごしていた。歴史を遡ると狩猟時代の人類は、ある程度の飢餓状態が続いても生き延びられるような遺伝子(サーチュイン遺伝子)が組み込まれている。

飢餓状態になると細胞が活性化し、体を若返えらせてくれることがわかっている。

こうした医学的な検証もあって、近年注目を集めているのが「ファスティング」。

ファスティングとは断食や絶食を表す英語のこと。断食というと、修行僧が山に篭って行うようなイメージがあるが、ここでは何日も一切口にしないものではなく、食事の回数を減らしたり、1回の量を減らしたりして、摂取するカロリーを減らしていくような行為を含めている。

食事の量を減らしたり、食べ物の種類を制限したりすることはダイエットでもあるが、ダイエットは痩せることが目的で、その結果として「体の調子がよくなった」「健康が得られた」というような、どちらかと言えば健康が「従」の関係だ。しかしファスティングは、健康や体調管理そのものが一番の目的であることが最大の違いだ。

だから食事を1日1食だけで済ます、あるいは半日断食するのもファスティングだし、水だけ断食を1ヵ月続けているというのもファスティングだ。

昨今ファスティングが話題になっているのは、やはり有名人が実践して結果を残しているからだ。

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