COLUMN ビジネスシンカー

  • SHARE
  • LINE
2020.10

1日3食食べたら社長失格? 有名人、アスリートが実践する
ファスティングとは?

頭が冴え、睡眠時間が減り、若返り、寿命が延びる・・・
これだけあるファスティング効果

では、実際にファスティングを取り入れるとどのようなメリットがあるのだろう?

船瀬さんによれば、そのメリットは、あらゆるところに起こるという。

1. 体重が減る

食べないので当たり前のようだが、ほぼ例外なく体重が減る。物理的に軽くなるだけでなく、体感でも軽く感じられるので、サッサと歩けて、動けるそうだ。またファスティングをすると人によるが、ある程度の体重まで下がるとそこから安定するという。なかには体重がどんどん減るので、恐怖を感じてやめてしまう人もいる。減り続けるのはファスティングの段階が浅い場合が多く、より経験を積んでいくと体重は安定してくるという。

2. 頭が冴える

多くの体験者が語るのは頭が冴えるということ。食べないことで脳細胞のデトックスが進んで、頭の回転が早くなったり、記憶力が高まる。これは年齢に関係なく起こります。集中力、記憶力が高まるので、学生時代成績の悪かった人が難関の資格試験に合格したりすることも多くあるようだ。一般に人間は空腹を感じてから3時間くらいが最も頭が冴えると言われている。

3. 集中力が高まる

ファスティングを行うと感覚が研ぎ澄まされてくるので集中力が高まってくる。記憶力が高まるのもそのためだが、アスリートにとってもここ一番の勝負の時に集中力が高まるので、好記録や好成績が出やすくなる。

4. 物忘れが無くなる

年を重ねるとどうしても物忘れが出てくる。「これ」「あれ」といった指示代名詞で会話する率が高くなる。ファスティングを続けると前述したように脳細胞がデトックスされて活性化するので、物忘れ、ど忘れが無くなってくる。

5. 疲れなくなる

そもそも食事を摂ることは体に負荷をかける。よく食事の後は眠くなるのは、消化が体に負担をかけるからだ。とくに動物性のタンパク質は消化に負担が多くかかるため、重い食事を取ると覿面に眠くなる。1日3食食べるとその消化エネルギーは、フルマラソンと同じカロリーを消費する。

また食事を取ると、摂取した栄養素が体のなかで燃焼するので、疲労の原因となる活性酸素が生じる。つまり食べれば食べるほど、人は疲れ、老化が進むのだ。

6. 皮膚が美しくなり、若返る

ファスティングによってデトックス効果が現れるので、体内に溜まっていた毒素が外に排出される。よって皮膚が美しくなり、見た目だけでなく体の中から若返る。

7. 睡眠時間が減る

ファスティングをすると皆、一様に口を揃えるのが、睡眠時間が減ることだ。眠れないのではなく、短時間の睡眠でも十分深い眠りが得られるので、少なくて十分なのだ。体験者によれば、1日2食なら6時間。1食なら3時間で十分となる。寝付きもよくなる。個人差やファスティングのレベルにもよるが、睡眠時間が減るのは確かなようで、これは人生という長い時間を考えると、かなりのメリットになる。

8. 時間の余裕が生まれる

典型的なのは睡眠時間ですが、ファスティングをすると時間の余裕が生まれる。ファスティングには、食事回数を減らしたり、一回の量を減らすなどいろいろなやり方があるが、最もやりやすいのが、食事回数を減らすこと。上述したように1日1食となれば、食事にかかる時間は3分の1に減る。さらに睡眠時間が減り、しかも集中力がついて、頭が冴えるわけなので、人生が楽しくないわけがない。

9. 加齢臭が消える

中年を過ぎると男女ともに加齢臭に悩まされるが、ファスティングを始めるとどんどん加齢臭が減ってくる。これは体内のデトックス効果のせいと言われている。ファスティングを実践する人は肉などの動物食を避けるようになるので、体臭も自然になくなっていくのだ。

10. 寿命が延びる

冒頭述べたように、もともと人間は飢餓状態になると長寿遺伝子と言われる「サーチュイン遺伝子」が活性化することがわかっている。長寿遺伝子はほかの遺伝子が傷つかないように酵素を出して守る役目がある。しかし酵素だけではその役目を果たせない。酵素を助ける物質と結合して初めて役目を果たすが、カロリー過剰状態ではこの機能が発揮されない。長寿遺伝子を活性化させるうえでもファスティングが理にかなっているのだ。

またウィスコンシン大学の実験では、20年間にわたってサルに食べ物を与え続けた結果、腹7分目のサルは、100%のサルに比べて1.6倍長生きしたことがわかった。またコーネル大学が1935年に発表したマウスの実験では、カロリーを60%に制限したマウス群は100%飽食の2倍生きたという結果もある。

なにより生活習慣病のリスクが断然に減る。カロリー過多、食べ過ぎで起こるのが、糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満などだ。このほかアレルギー、膠原病、がんのリスクも減ってくる。それだけでも寿命が伸びることが判明している。しかも健康に、だ。

11. お金が貯まる

単純に食費が減るのでお金が貯まっていく。もちろん、高価な食材や食事をすれば、そうとも限らないが、一般的にファスティングを始めてから、お金が貯まるという人は多いようだ。また体型も変わっていかないので、同じ服を長年着続けることができる。当然医療費も減るのでその分のお金も貯まっていく。

12. 精力がつく

ファスティングの効果として、男性のEDや不妊症の改善も注目されている。中年を過ぎると精力の衰えを感じる人はどうしても多くなる。それがファスティングで高まるのは、血流がよくなるからだ。飽食、美食が過ぎると赤血球同士がくっついてしまい、末端の毛細血管まで赤血球が届きにくくなるとされている。毛細血管は血管の93%の割合を占めているが、もっとも細い動脈は男性の陰茎と言われ、従ってファスティングで血液がさらさらになれば、精力もつく、というわけだ。

13. 心が平穏になる

お腹が空くと誰もがイライラする。しかしファスティングを続けるとこの空腹感が幸福感に変わっていく。体がキレるし、頭が冴え、仕事が捗るのだ。そもそもお腹が空くというのが、脳が指令を出しているだけなので、上述したようにたくさん食べなければ死ぬという、危機感に洗脳されているから起こることなのだ。

また内海さんによれば、とくに日本人は「糖質ジャンキー」になっていると言う。ごはんやパスタ、パンなど炭水化物好きな人が多く、さらに甘い物を好む人が多いため、体も脳もダメにしているのだと言う。この糖質のいわば中毒性が、空腹のイライラを起こしていると言える。

  • LINE