COLUMN ビジネスシンカー

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2020.11

外国人が来ない今だからこそ鍛える
日本のビジネスマンの教養!
押さえておきたい
日本庭園のキホン

日本庭園は、
石と水と植栽で構成される
コスモス(宇宙)

日本人と日本庭園の関わりは深いが、いつ頃から庭が日本に誕生したかは実は定かではない。

日本書紀には飛鳥時代の620年頃、古代庭園として蘇我馬子(そがのうまこ)がつくったという記録があり、これが日本の本格的な庭園の始まりだとされている。

その馬子に庭園の技法を紹介したのが、路子工(みちのこたくみ)という百済くだらからの渡来人(とらいじん)である。彼は推古20年(612年)に、呉橋(くれはし)と須弥山(しゅみせん)の像をつくった。須弥山は当時導入されたばかりの仏教の宇宙観を表すものだ。

仏教において須弥山は、世界の中心にそびえる高山のことで、この須弥山の周りを9つの山と8つの海が囲んでいると考えられていた。この世界観を、「九山八海(くせんはっかい)」と呼ぶ。この須弥山を中心とした九山八海の世界を石組みで体現したものが「須弥山石組(しゅみせんいわぐみ)」と呼ばれる石組で、今日にいたる石組の原点の1つとされている。

日本庭園は石と水と植栽(木)の組み合わせで構成されている。時代によって枯山水庭園のように水がなくなったりと、その構成要素は変化していくが、基本はこの3つの要素で構成されている。なかでも石組は一旦設置してしまうと変化することがまずないため、世界観の軸となる。そのためどこに置いて、どのように組むかはとても重要となる。

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