COLUMN ビジネスシンカー

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2020.12

ビズシンカーインタビュー 日本の伝統を「伝える」
それは自分らしく生きる選択肢を増やすこと。

100円ショップのものも、伝統工芸品もいい。
2つの選択肢を知ってもらうことが大切

BIZ ● 最近だとビジネスモデルという言い方の代わりにエコシステムと言ったりしてますが、伺っていると本来のエコシステムそのものを教えている感じがします。

中川● 日本に生まれながら、日本の伝統に出逢う機会が少なく、「知らない」状態から、伝統について知っていただき、暮し手の方の「選択肢が増える」ことを目指しています。知らないことを知ることによって、人生がより豊かになれると思うのです。

職人さんの手仕事から生まれた伝統産業品を使っていると、中にはお手入れをしないと長く使えないものや、そっと扱わないと壊れてしまうものあります。だからこそ、ものを大切に扱うという" 心" が育まれると思うのです。そういうことがとても大事だなぁと思って、その手間にかかる愛しさも伝えられたらなと思っています。

BIZ ● とするとホームページとかデザインや発信する内容なども相当こだわってらっしゃる?

中川● はい。「職人さんが作ったものが絶対良いですよ」という押し付けはしてはならないと思います。

例えば大量生産のコップしか知らない人が、職人さんが作ったコップもあると知ったら、選択肢が2つになる。そのように、選択肢が増えるとが大切だと感じています。

選択肢が2 つになった上で、「100円ショップの器を選ぶ」という人もいていいし、「想いが込められた、職人さんの手仕事の器を買ってみよう」という人がいてもいい。

お客様が知った上で、選ぶことが大切。その行為に対して、私たちは「委ねる」という姿勢でいます。ですので、発信の際にもその点を心がけています。

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