COLUMN ビジネスシンカー

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2021.05

ビズシンカーインタビュー
「明日をつくる人」インタビュー【前編】
「おやさいクレヨン」は、
親子の時間をデザインするために
生まれた。

色鮮やかなみずみずしい野菜たち。この色が絵の具になったら素敵な絵が描けそう......。

幼い頃にそんなことを夢想し、心躍らされた人は少なくないかもしれない。そんなファンタジックな夢を実現した人がいる。

青森県のスタートアップ、mizuiro株式会社の創設者で代表取締役の木村尚子さんだ。木村さんが開発した「おやさいクレヨン」は、野菜の端材の粉末などを原料に米油のワックスで練り込んでつくったまさに自然由来のクレヨン。

子どもが口に入れても安全で安心だ。

デザイナーとして勤務していた頃、客先からの急な変更要請などで、定時で仕事を終えることができず、子どもとの時間をとることができなかったことから、思い切って独立。

ゼロから得意先を開拓し、少し時間に余裕が持てた頃、出会った藍染展が木村さんの人生を変えた。そこにはふだんモニター越しに見えている青色から得られない、刺激的な色彩が広がっていた。

白とグレーの世界が続く青森の冬の世界で「色を求めていた」木村さんは、そこからカラフルな野菜の色へと創造力を広げる。そして1年後、日本最大級の展示会のブースで取材のマイクを受ける木村さんがいた。手にはできたばかりの「おやさいクレヨン」を持って......。

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