COLUMN ビジネスシンカー

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2021.09

混迷を深めるVUCAの時代だからこそ。 知っておきたい
「大人の義賊史」

義賊研究の第一人者、歴史学者ボブズボウム

盗賊と義賊を最初に区別して歴史学の対象としたのが、イギリスの歴史家、エリック・ボブズボウムだ。

ボブズボウムは、盗賊を調べていくと盗賊のなかに社会派盗賊と呼べるような共通のパターンがあること見出す。彼は後者をさらに3つのパターンに分けている。

1つが「貴族強盗」ないし「高貴な盗賊」型。2つ目が「復讐型」で、3つ目が「ハイドゥク」型だ。

1の貴族強盗のイメージ代表がロビン・フッドで、そのイメージとは

というもの。

2つ目の復讐型は、正義の代弁者として悪を懲らしめるということではなく、貧しく弱い者でも権力者に恐怖を与える存在になるというもの。これはいわゆるスラム街などで生まれ育ったギャングなどが当てはまる。

3つめのハイドゥク型は、特定の英雄的人物ではなく、集団として正義をはたらく義賊のことを指している。

1つ目の貴族強盗型はかなり物語性が加味されているが、義賊としてのエッセンスは2)3)4)8)9)に集約されるだろう。

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