COLUMN ビジネスシンカー

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2022.03

VUCAの時代だからこそ ツキを掴み、人生を好転させる
口癖を身につける

目標が明確になれば、
必要な情報以外を遮断する
脳のメカニズム

 私たちの勝ち組脳は、明確な目標を持つとどんどん発達する。これは本来脳のなかにインプットされた夢や願いごとを、現実のものにしようとする機能が備わっているからだ。これは人間が進化の過程のなかで得た能力の1つとされている。
 たとえばパーティなどで人と話をしている時には、周りでいろんな会話が飛び交っているにも拘らず、相手の人の声しか聞こえないようになる。同様に電車の中で本を読もうと思った時に、周囲に電車の機械音や音楽、人の話し声などがあるにも拘らず、まるで周囲と遮断されたかのように、その本の活字だけが頭に入ってくるようになる。
「カクテルパーティ効果」と呼ばれる人間の心理効果だが、これは脳が「こういう思いを実現したい」というメッセージを受けて、必要なものとそうでないものを判断し、不要と判断したものは、ばっさり切り捨てるために起こる。
 つまり、良い目標を設定してやる気を与え続けていれば、その目標がいずれ叶うように脳が導いてくれるのである。良いことが起こるようにするには「良い思い込みを持つこと」というのは、極めて人間の生体メカニズムの理屈に適ったことなのだ。
 思い込みや考え方をつくっていくのは言語であり、人間は言葉によって良い考え、思い込みが脳にインプットされ、それが行動を決定し、人生をつくっていく。つまり良い言葉を使っていれば、良い行動が生まれ、良い人生が導かれるのだ。逆に悪い言葉を使えば、悪い人生に追い込まれてしまう。
 そう断言できるのは、佐藤さん自身、口癖によって人生をつくってきた人であったからだ。3つの博士号を持ち、また実業家としても成功し、複数の家と複数のヨットを所有する恵まれた人生を送ることができたのは、決して才能だけではなく、苦しい時も決してネガティブな言葉を吐かずに、前向きな良い言葉を使ってきたからなのである。

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