COLUMN ビジネスシンカー

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2021.07

先の見えない時代だからこそ必要?! 何故、優良企業は
「企業神社」を祀っているのか?

神様は個人の願いは
一切聞いてくれない

正しい作法はもちろんだが、神社の神様に向かって祈願する際に最も重要なことは、そのお願いの仕方だ。実はお願いの仕方を誤解している人がかなり多い。

神様は個人の「願い」は一切聞いてくれない。それは仏様も同じ。神様や仏様には「願う」のではなく、「祈る」のだ。祈りとはもともと「いのちののりごと」、すなわち「生命の宣言」、これが転じて祈りとなったとされている。生命の宣言なら叶うのだ。多くの人が神様に祈るのは家内安全、商売繁盛といった思いだ。これなら神様は叶えてやろうという気になるという。商売繁盛や家内安全は個人のことではなく、会社の従業員、家族など自分以外の関係者全体の幸福を祈念するからだ。自分だけが儲かればいい、自分だけがいい思いをすればいいという個人の願望は叶えてもらえない。安産祈願は個人の願望のようだが、生まれてくる子供の無事と将来を祈るものだ。

従って具体的な数字を出して「売り上げ10億円達成」を祈念してもかまわない。それによって会社の従業員、家族が幸福になるのであれば、それは神様の意思に沿っている。もちろんただ祈るだけではいけない。それだけの努力をしていないとご利益は生まれない。時には祈願が叶わないこともある。そんな時でもくさらずに、きちんと結果報告を行うべきだと言われている。そう、人間関係と同じで、どんな思いを募らせ、どう努力して、どんな結果となったかをきちんと報告すること。「ホウ・レン・ソウ」を怠らないことが神様との付き合いの原則なのだ。

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