COLUMN ビジネスシンカー

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2021.07

先の見えない時代だからこそ必要?! 何故、優良企業は
「企業神社」を祀っているのか?

寺社本庁の傘下にある
キッコーマンの企業神社

企業が企業神社を祀る場合は、商売繁盛を祈念して祀ることが多い。歴史ある企業では、地域の守護神として市民からも親しまれ、地域文化に溶け込んでいる企業神社もある。

世界中にSoy Source(醤油)を広げた老舗企業のキッコーマンは、1789年(寛政元年)、本社(千葉県野田市)に琴平神社(ことひらじんじゃ)を建立している。2代目当主の茂木七郎右衛門が、創業家である茂木家、高梨家の繁栄と野田市民の繁栄を願い、四国の金毘羅宮に参詣し、腕の肉を裂いて香を詰め、火を点じるという「香火」という荒行を行なって奉じ、分祀したと言われている。毎年11月9日と10日に社長が祭主となってお祭りが催され、境内では併せて菊まつり、盆栽祭りなども行われ、市民の楽しみの一つとなっている。このほか毎月の月参りも行われている。歴史ある企業神社らしく、現在同社は神社本庁の傘下となっており、12年に一度、式年大祭が盛大に催されている。

社史によればその開催理由は、「平素勤勉を重んじて家業に精励していれば、13年目には相当な余裕ができるので、その時に報恩感謝と大衆娯楽の意を込めて大祭を執行すべしとの申し伝え」からだそうで、大祭では野田本社だけでなく、支社でも同様の祭典を行なっている。 

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