COLUMN ビジネスシンカー

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2021.07

先の見えない時代だからこそ必要?! 何故、優良企業は
「企業神社」を祀っているのか?

縁起のいい名前の
エビスビールの企業神社は「恵比寿様」 

縁起の良さでは抜群の恵比寿様の名をいだくエビスビール。山手線の恵比寿駅は、ここにあったエビスビールの工場からビールを運び出す引き込み線の停車場が格上げされたもの。このため恵比寿駅に降り立つと耳馴染んだエビスビールのテーマソングが流れ出す。

駅につながる恵比寿ガーデンプレイスには名前にちなんだ恵比寿様を祀った恵比寿神社がある。これはエビスビールの製造メーカーであるサッポロビールの前身の大日本麦酒醸造会社が、兵庫県の西宮市にあるえびす宮総本社である西宮神社から事代主命(こよしろぬし)を勧請して工場内に創建した企業神社。以前は社員だけが参拝できたが、恵比寿ガーデンプレイスのオープンに伴い、一般公開されるようになった。

実は恵比寿界隈にはもう一つ恵比寿神社がある。日比谷線恵比寿駅の北側、徒歩5分ほどにある恵比寿神社である。もともとは天津神社と称していて、家内安全、無病息災、五穀豊穣の神を祀っていたが、戦後区画整理事業で現在地に移転し、その際商売繁盛と縁結びの恵比寿様を合祀して恵比寿神社と名称を変更した。

ちなみに恵比寿ガーデンプレイスでは、ビール製造の歴史を歩むコースが用意されており、最後にできたてのエビスビールの飲み比べができる。一角に記念品販売コーナーがあり、エビスビールのお守りが販売されている。

一方エビスビールの製造会社なっているサッポロビール。星のマークで知られているが、これは北海道の道章である星のマークからとってきたもので、開拓者精神を表している。本社は恵比寿ガーデンプレイスにあるが、そこはやはりサッポロという地名がつくだけあって、守り神は北海道にある。

国土開発の神々である大国主命(おおくにぬしのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこのみこと)を祀った北海道神宮から分祀し、現在の北海道工場(恵庭市)と創業の地である札幌市東区にあるサッポロファクトリー、サッポロビール園内の3箇所に札幌神社として建立されている。毎年9月にはお祭りが催されている。

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